肩こりや腰痛の主な原因は血行不良。血行を改善するためにはマッサージや運動などいろいろな方法がありますが、楽して痛みを取るなら岩盤浴がおすすめ。岩盤浴なら横になっているだけで身体の奥から温まることができるので、誰でも気軽に取りくめます。
そこで今回は岩盤浴のメリット、サウナやお風呂との違い、入り方の注意点などを紹介します。
岩盤浴とサウナ、お風呂はどう違うの?
「血行をよくしたいなら、お風呂でもサウナでも同じじゃないの?」と思ってしまいますが、実はこの3つには明確な違いがあります。
サウナは、おじさんが険しい顔して我慢大会のように座っている。それが一般的なイメージだと思いますが、身体の表面を高温の蒸気で急激に温めるので、心臓や血管に大きな負担がかかります。
また水蒸気を吸い込むさいに喉を傷める可能性もあります。険しい顔をしているのは、ポーズではなく本当に身体を酷使しているからです。
お風呂は、ぬるま湯(38℃~40℃)で10分以上入れば身体の中から温まることができますが、違いは汗線に水圧がかかることでです。そのため思っている以上に体力を消耗します。また42℃以上の高温では、サウナと同じように、急激に体温が上がり危険なので注意が必要です。
岩盤浴は、天然鉱石を45℃前後に温めることで、遠赤外線やマイナスイオンが放出されます。遠赤外線は「共鳴振動」という科学反応をおこします。これは、身体の奥まで細かく均等に揺らすことで熱が均等に伝わる作用です。
マイナスイオンは、汗の粒を小さくする効果があります。粒の小さい汗が大量に出るため「サラサラした汗を大量にかけた」という感想を持つ人が多いのです。ただ汗が出る「汗腺」という部分は使っていないと上手く機能しません。
普段汗をかかない人は汗が出るまで時間が多めにかかりますし、サラサラの汗になるまでも少し時間が必要です。
岩盤浴のメリット
- 血行が良くなる
- 美肌効果
- 汗腺が鍛えられる
- 冷え性改善
- 毛穴が鍛えられる
- 代謝改善効果
- 遠赤外線効果
- イオン効果
- ブレット3
岩盤浴が素晴らしいのは「マイナスイオン効果」と「私語禁止のルール」この2つがプラスされること。腰痛の原因として厄介なのは「痛みに対する精神的ストレス」です。筋肉の緊張はお風呂に入ればある程度ほぐれますが、精神的なストレスを解消する効果は岩盤浴の方が高いのです。
何故なら岩盤浴は室温があまり高くなく、薄暗くゆったりとした音楽が流れています。おしゃべりは禁止なので、半分寝ているような瞑想状態のような感じに。
マイナスイオンだけでもリラックス効果は高いのに、瞑想状態が更にこれを高めていくのです。温めることで筋肉の緊張がほぐれ血行が良くなり痛みは軽減されます。リラックス効果で自立神経も落ち着いてきます。
自律神経が落ち着いている状態なら、神経が痛みを過敏に感じることもありませんし、安眠効果も高くなるので、日々の疲れを眠っている間に取り除く効果も高くなっていきます。
入り方の注意点
- 体調が悪い時には入らない
- 食後1時間は空ける
- 決められた衣服を着用する
- 私語は禁止
- 汗が石に垂れないようタオルを敷く(石に垂れたらふき取る)
- 水分をこまめに補給
- 苦しくなったら無理をせずすぐに出る
- 帰る時には軽く汗を流す
また腰痛を持っている人にとって、横になって寝る姿勢がきついと感じることもあるかもしれません。その時は無理に横になる必要はありません。楽な姿勢で座っていても大丈夫です。
ただ汗が直接石に付くのはマナー違反なので、どんな姿勢でも自分の汗が敷いているタオルにちゃんと吸収されるように工夫しましょう。人目が気になる場合は、一番奥か仕切りのある場所を選べば目立たないので安心。
入浴施設があるところだと、温泉にも長時間入ってしまいがちですが、想像以上に体力を消耗しますし、岩盤浴でかく汗は肌への保湿効果もあるので、次の日が仕事ならシャワーで軽く流す程度がおすすめです。
岩盤浴は毎日入らなければ効果がない。ということはありません。月に数回でも大量の汗をかけば汗腺が鍛えられて、代謝の良い身体に変わっていきます。代謝が自然と良くなれば血行不良も改善され肩こりや腰痛改善に繋がります。
岩盤浴とダイエットを結びつけて考える人もいますが、汗と脂肪はあまり関係ないので、直接のダイエット効果は少ないです。ただ続ければ代謝が良くなるので運動をプラスして脂肪分解効果を高めることはできます。
まとめ
お風呂で血行不良を改善するのも有効ですが、日常という場所だとストレスを軽減するには限度があります。少し場所を変えて大きく深呼吸するだけでもストレス解消には有効です。
岩盤浴なら、マイナスイオン効果と普段はしない瞑想状態が思わぬリラックス効果をもたらします。また汗を出すという行為自体も人間にとってはストレス解消になるので、岩盤浴を出るころにスッキリしない人など、ほぼいないでしょう。
「岩盤浴」気になっていたけど行く機会がなかったという人は、一度ぜひ訪れてみてください。