首に痛みを感じたらどのように対処していますか?湿布やマッサージで対処する人もいれば「特に何もせずに回復を待つ」という人も多いでしょう。
海外だと痛み止めの薬を飲むという国もありますが、日本人の感覚では首の痛みだけで「薬を飲もう!」と考える人はあまりいませんよね。副作用が気になるので安易に飲み薬には手を出したくないと考えている人が多いようです。
でも痛みは放っておくとストレスとなって更に痛みを悪化させることがあります、そこで今回は痛みを和らげる食材について紹介したいと思います。普段食べている物に痛みを和らげる効果があれば積極的に摂りたいと思う人も多いのではないでしょうか?
首の痛みに効く成分とは?
- 血液の循環を良くする
- 関節の炎症を押さえる
- 神経痛を和らげる
食材を探す時には、この3つの成分をヒントに選べば間違いがありません、調べてみると身近な食材の中に効果的な食材はいくつかあります。薬のように急に痛みが和らぐことは無いかもしれませんが、食べ続けることで体質改善と痛みの回復に十分効果が期待できます。
血液循環を良くする食べ物5つ
- 梅干し
- 大豆
- ライム
- タマネギ
- しょうが
首の筋肉が疲れて多くの疲労物質(乳酸など)が溜まっていると血液の流れが悪くなりますが、クエン酸を摂取すれば血液の循環を良くする働きがあるので、溜まった乳酸を素早く排出でき、疲労物質が溜まったままにならずに筋肉の回復に役立ちます。
アミノ酸は人間の、血や肉、骨を作るたんぱく質の素になる物質で20種類ほどに分類されますが、そのうち8種類は体内で作り出すことができません。大豆の注目すべきところは体内で作り出せない必須アミノ酸の栄養素8種類が全て含まれている点です。
人間の身体は必須アミノ酸が不足するとたんぱく質の合成が上手くいかなくなってしまうので筋肉が弱まり、疲労感や痛みを感じるようになります。しかし大豆なら足りないアミノ酸を一度に効率良く補うことができます。
ライムの果実に含まれている精油成分には血液の流れを良くし、体内の疲労物質を素早く排出できる働きがあります。また爽やかな匂いが、気分をリフレッシュする効果もあるので、匂いと成分で身体の筋肉をリラックスさせてくれます。玉ねぎは血液をサラサラに、しょうがは新陳代謝を良くするので、筋肉の疲労回復に役立ちます。
関節痛に効く食べ物3つ
- 鶏肉
- ワカメ
- 里芋
コラーゲンは加齢によって減少し生産力も落ちていくので、常に意識して取り続けたい食材の一つです。たんぱく質を含む食材を食べれば、体内でコラーゲンは作られますが、効率良く早くコラーゲンを摂るには手羽先などの鶏肉スープがおすすめです。汁として流れでたコラーゲンも一緒に食べることができます。
ワカメには、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄、リンなど多くのミネラル成分が含まれています。注目すべきは、カルシウムとマグネシウムで、関節の痛みを回復するには無くてはならない成分です。ミネラルを効率よく身体に吸収させるには、乳酸菌の働きも必要なので、朝ごはんにワカメのお味噌汁を準備したなら、ヨーグルトをデザートにすれば完璧です。
里芋は成分の大部分がデンプンですが、ビタミンや鉄、カルシウムも豊富に含まれています。打ち身や捻挫、関節などの炎症に有効にはたらきます、食べるだけでなく、すりつぶして患部に貼っても大丈夫です。
神経痛に効く食べ物2つ
- にんにく
- ゆず
更に血糖値の上昇を押さえたり、血液の流れを良くしたり、殺菌作用もあるので、痛みだけで無く健康にも欠かせない食材と言えます。
また皮膚からの吸収率も良いので、痛みを和らげる湿布としても使えます。使う時にはすりつぶしてガーゼに塗り、更にガーゼを一枚かぶせて、痛む患部にあてます。ただし、刺激が強いので、直接ぬり付けることはしないようにしましょう。
ゆずの匂いの正体はシトラールやリモネンと呼ばれる精油成分です。これらは血行を良くする効果がありますし、ゆずの皮には毛細血管を強化したり血圧を下げる働きがあるビタミンPが含まれているので、食材に使うだけでなく、お風呂に皮を浮かべるのも痛みの緩和に役立ちます。
まとめ
日本人は昔からお灸、湿布、マッサージ治療などを主流にしていた文化のせいもありますが、痛みが強くても薬を服用するという習慣があまり根付いていません。飲み薬に抵抗を感じる人だと、我慢できる程度の痛みは放っておくケースがほとんどなので、症状を悪化させることもあります。
首が痛いなど身体のこりや痛みを感じたら今回紹介した食材を意識して摂るようにしてください。普段から意識して食材を選べば、首の痛みだけでなく身体の不調や体質改善にも役立ちますよ。